株安が庶民に与える、生活への影響とは?
今そこにあるリスク!
こんにちは、シープーです。経済ニュースではよく日経平均株価が安くなったー、株安だー、不景気だー、と騒いでおりますが、結局株をやっていない庶民の私なんかにどんな影響があるのだろう?そもそも株安ってなんなの?と気になりましたので調べてみました。
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なぜ株安が起こるの?そしてなんで不景気になるの?
そもそも「株」というのは何か?をざっくりというと、「会社の信用」です。株をちゃんとやっている人はもっと難しく経済学的に答えられると思いますが、今はそちらには踏み込みません。私、庶民なので(笑)
結局、今の会社の「信用」は~~円ですよー!買ってくださーい!私たちこの会社で頑張ってもっと信用できる会社にしまーす!そうするとあなたの買った「信用」の値段が上がりまーす!
といった感じです。
なので、普通であれば、この会社がなにかヘマをやらかさない限りは「信用」の値段が落ちる何て事は考えづらいです。
しかし、ニュースでは日経平均株価だの、ダウ平均株価だのが下がったり、どっかの国の株価が全体的に下がると、日本の株も下がったりなんかして、世界同時株安で大変だ!といったように騒がれています。
よく考えてみれば不思議な話なんですよね。これ。
すべての会社ではないにしろ、ある会社は何も悪くないのに、信用の値段が下がってしまう。という事なのです。完全にとばっちりです。
でも実はこれ、株というのが商品として扱われる以上、起こり得てしまう事なんです。
あるラーメン屋さんのせいで、ラーメン全体が売れなくなる!?
あるところに、「シープー軒」というラーメン屋さんがありました。
全国にチェーン展開しており、そこそこ有名なラーメン屋でファンもたくさんいました。
しかしある時、社長のシープーはもっとお金を稼ぎたくなり、大幅なコストカットの為、輸入している小麦を最低価格の農薬べたべたの小麦に変えてしまいました。
ある時、その農薬小麦を使ったラーメンで何百人の人が体調を悪くして病院に運ばれました。
そして社長のシープーは苦し紛れに、「輸入した小麦に、基準値以上の農薬が含まれておりました。申し訳ございません。今度から気を付けます」と発表。
世間の人は、今ラーメン食べたらやばい!それどころか小麦も全部やばい!と考え、ラーメン屋に行かなくなってしまいました。
シープー亭以外のラーメン屋さんは何も悪い事していないのに、シープーのせいでラーメン全体が売れなくなってしまいました。
・・・だいぶ無理やりに進めてしまいましたが、今の社会では株も商品の一つ。
インパクトの強い株の銘柄が下がると、株を売買している人達が、「全体的に下がりそうだから今のうちに売っておこうかな」という心理が働き、全体的に値段が下がっちゃうんです。
そして株が下がった時には庶民の生活はこうなる・・・
株がなんなのか?株安は何も悪い事していなくても起こってしまう。というところを説明してきました。では本題に入ります。株安、企業の信用が無くなると、私たちの生活ってどうなるの?を考えてみましょう。
まず、企業の信用が無くなるという事は、この先企業がつぶれるかもしれないというリスクが増えるという事です。
このリスクにとても敏感なのが、そう。銀行です。
まず銀行は信用の低くなった企業に対して、お金を貸したくなくなります。
なので企業としては一時的にお金の流れが遅くなってしまい、資金不足になります。
そうなると、何からお金を絞り出すかというと、人件費。
わかりやすく言うと、まずは私たちのボーナスに手を出してきます。
リーマンショックを経験している方は、痛い程分って頂けるのではないかんと思います。
そもそもボーナスというシステム自体がふんわりしていますので、「不景気なんだからしょうがないだろう!」と言われてしまえば、こちらからはぐうの音もでません。悲しい事に。
それでも足りなくなると、今度は給料です。基本給はなかなか下げずらいので、まずは残業代なんかを減らしてくるのではないでしょうか。
とにかく入ってくるお金が減ってしまうのです。これは大変です。
でも安心して下さい。入ってくるお金が減る⇒ものを買うのやーめた。ってなる⇒誰も買ってくれない!値段下げなきゃ!⇒物価が下がる。となるので相対的には何も変わりませんね。安心安心。なんて事は、悲しい事になりません。。
残念ですが、不景気はそんなに甘いものではありません。。
モノの値段が下がって、企業が赤字になれば、より一層株価は下がり、コストカットに一生懸命になります。最悪の場合、私たちはリストラなんかの恐怖とも戦わなくてはいけなくなってしまいます。
と、ここまでが、株安を簡単に見た時に、私たちの生活に影響を与えてしまうストーリーでした。
本当はもっと色々な要素が絡み合っていますので、この単純なストーリー以外の答えもたくさんあります。
興味が出てきた方は本格的に細かいところを調べてみるのも面白いかもしれません。
本日例として出したのは、俗にいう「デフレ」というやつですね。
まとめ
ここまでかなりざっくりと株の事について話してきましたが、私たちの生活に影響はある。という事は理解して頂いたのではないかと思います。株というのは「信用」。企業が信用失うと株貨は下がってしまう。
企業単体だけでは無く、株価というのは全体的にいきなり下がってしまう事もある。
株価が下がってしまうと、結局私たちがもらっている給料も下がり、最悪リストラの危険性もある。
以上が今回、株安について調べたまとめになります。
ここからは私の提案になるのですが、株を扱っている人の間では、株は安い時に買い、高い時に売る。という常識があります。(まぁ当然ですよね)
せっかくなので、私たちも株安、デフレの時に少しだけでもいい目をみたいじゃあありませんか?
給料は安くなってしまうかもしれませんが、モノの値段も安くなります。
デフレが進んでしまった時には、「どうせいつか買うもの」を買っておきましょう。
高ければ高い方が、後々得です。車とか、家とか。売る側は売れない時にこそ売りたい!だからこそ安く売る!
それを逆手に取ってしまうのです!
今までの経済でデフレが永遠に続いたことはありません。いつか好景気にシフトします。そうするとやはりモノの値段は上がってしまいます。
安い時に欲しいものを買う!私たちが普段持っている経済感覚でも当然の事ですよね?
モノの値段と、入ってくるお金。そのバランスをしっかり見極めて、株安も不景気も乗り越えちゃいましょう!
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