マーシャル,フェンダー,ローランド,ギターアンプの音の違いを解説!
ギターの音を決める重要なアンプ、その特徴とは!?
ギターには大きく分けてアコースティックギターとエレクトリックギターの2種類があります。
アコースティックギターは弦の振動をボディに開いた穴で反響させて音を大きくしていて、それ1本で楽器として成立するギターです。
ギターを初めて触ったのはアコースティック、という方も少なくないと思います。
一方エレクトリックギターというのはその名の通り、弦の振動を電気信号に変換して、ギターアンプから大きな音をだす、という仕組みです。
バンド等のギタリストを目指すぞー!という方はこの通称エレキギターでステージに立つ事を目指している事と思いますが、思い通りの音を出すためには“ギターアンプ”にも種類やそれぞれの特性があるという事を知っておいて下さい!
さて、今回はこの“ギターアンプ”についてのお話しをしたいと思います。
※エレキギターの種類の話も出てきます。そちらの違いはこちらの記事でご紹介していますので、合わせてどーぞ☆
ストラトとレスポールの違いを徹底解説!
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定番ギターアンプ3種類のご紹介!
ギターアンプは今では本当にたくさんの種類がありますが、定番のギターアンプとしては3つです。リハーサルスタジオに入ったことのある人なら実際に下のいづれかを使ったことがあるでしょう。
- Marshall (マーシャル) / JVMシリーズ
- Fender (フェンダー) / Twin Reverb
- Roland (ローランド) / JC (Jazz Chorus)-120
有名どころはこの3つ!それぞれ特徴を紹介していきます!
1.Marshall (マーシャル) / JVMシリーズ
Marshall (マーシャル)の特徴といえばいわゆる“ドンシャリ”サウンドですね!真空管による濃厚な歪みで、低音域と高音域を強調して、中域を削ると、ズンズン響きつつ、キレのあるサウンドが得られます!
レスポール等、ハムバッカータイプのギターと相性がよく、ブリッジミュートを入れたリフを刻むと非常に気持ちのいい音が出ます。
パンクロック、メロコアからハードロックまでイケちゃいます♪
歪ませて使われることが多いですが、クリーンサウンドもなかなかのもの!
やはりキレのある、輪郭のハッキリした音で、結構クセになります。
セッティングのポイントとしては、トレブル(高音域の強さ)を抑えめにするところですね。
もともとジャキジャキした音なので、トレブルが強いと耳に痛いキンキンした音になってしまいます。
2.Fender (フェンダー) / Twin Reverb
こちらも定番中の定番!Marshall (マーシャル)と同じく、真空管のアンプですが、こちらはMarshall (マーシャル)と違いあまり歪みません。このフェンダーアンプの武器は圧倒的に綺麗な“クリーンサウンド”にあります。
特に高音域の出かたは上記の3アンプの中では最も綺麗だと思います。
煌びやかでヌケがよく(バンドで演奏したとき他の楽器の音で埋もれない)、かつ耳に痛くない柔らかさがある。
ストラトキャスター、テレキャスターといったシングルコイル系のギターを繋ぎ、クリーン設定に軽くリバーブをかけると、もう一生弾いていたくなります 笑
また、Fender (フェンダー)のアンプには“マジック6”といわれるセッティングがあります。
ボリューム:6 / トレブル:6 / ミッド:3 / ベース:2
※マスターボリュームとリバーブはお好みで!
のセッティングして、ギターのボリュームノブを少し下げると本当に綺麗な音が出ます。
レスポール等を繋ぐと、ハムバッカーの丸い音と、フェンダーの澄んだクリーンサウンドが合わさりジャズらしいマイルドな音が出て、これもまた気持ちがいいです!
ただこのアンプ、最初に書きましたがあまり歪みません 笑
クランチ(クリーンをほんの少しだけ歪ませた音)セッティングでブルースを弾くのには非常にいいのですが、ロック向けにオーバードライブ、ディストーションとなると厳しいです。。。。
綺麗なクリーンが欲しいけど強く歪ませた音も欲しいとなると、歪み系のエフェクターは必須ですね!
3.Roland (ローランド) JC-120
いわゆる“ジャズコ”と呼ばれるアンプです。このアンプはMarshall,Fenderとは違い、真空管の変わりにトランジスタを用いたソリッドアンプとなっています。(真空管を用いたものはチューブアンプと呼ばれています)太くて温かみのあるチューブアンプに対して、ソリッドアンプであるジャズコは極めて“ハイファイ”な音がします。
またトランジスタはガラス管である真空管より耐久性もよく、アンプの個体差も小さいのでどのスタジオにあるジャズコも安定して同じ音が出せます!
更に更に、このアンプ、ディストーション / ビブラート / コーラス / リバーブの4つものエフェクト機能が搭載されていて、70年代後半に発売されてからはフュージョン系のギタリストに愛用されてきました!
特にこのコーラスエフェクトは搭載された2発のスピーカーからドライ音(エフェクトのかかっていない音)とウェット音(エフェクトのかかった音)がステレオ出力され、ペダルタイプのコーラスでは再現できない独特の“揺らぎ“が得られます!
このアンプの欠点としては、良さでもあるのですが“ハイファイ”なところです。
真空管の音を好む人にとっては“固い音”という印象で、歪ませたときもバリバリした音で、個人的にはあまりいい歪みではありません。
またイコライザやボリュームつまみの効きも効きすぎるくらい良いのでセッティングは少し難しいです。
代わりといってはなんですが、エフェクターのノリは非常にいいのでオーバードライブをはじめ、様々なエフェクトをかけて遊ぶの楽しいですね!
まとめ
さて、定番のアンプを書きましたが、特徴をまとめると1.Marshall (マーシャル) / JVMシリーズ
歪みに強く、迫力とキレの良さを兼ね備えたアンプ。
ロック系の音楽ならこのアンプ一発で轟音をかき鳴らせ!
2.Fender (フェンダー) / Twin Reverb
上品で艶のある極上のクリーンサウンド。
ジャズやブルースといった“大人の音楽”に酔いしれろ!
3.Roland (ローランド) / JC-120
頑丈さと安定した出音は持っていくのも、常設のものを使うのも安心!
2発のスピーカーによるステレオ出力と多彩なエフェクトを使いこなせ!
といったところでしょうか。
いずれもほとんどのリハーサルスタジオには常設してありますので、弾き比べてみると面白いかと思います!
自分の弾き方や出したい音をベースに、色々試してみて下さい☆
さて、次回はエレキギターの音色を変化させる“エフェクター”のお話しをしたいと思います。
ギターの種類の解説記事はこちらからどうぞ☆
それでは~ノシ
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