TPP合意で庶民の生活にどんな影響が!?物価は本当に下がるのか!?
TPP合意によって私たちの生活にどんな影響が?関税撤廃で物価が安くなるってホント?
TPPの大筋合意が決まりました!とはニュースで騒がれていますが、正直な話どんな世の中なるんでしょう?私たちの生活はどうなってしまうのか・・・
TPPって何?という方はこちらの記事で簡単に説明しています!^^
やはりニュースで騒がれている、物価が安くなる!というのは庶民の私たちにとっては魅力的な提案ですよね?
ただ、これはどちらに転ぶ可能性もあり、議論されています。
が、可能性としては「安くならない」「実際の生活は厳しくなる」という意見もかなりあるのです!
今回はTPP参加によって私たちの生活にどんな影響が出てくるのか考えてみましょう!
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TPPでは物価は安くならない!?
関税が無くなって、海外のいろんなものが安くなるってニュースでは言ってるよ!?そうなんです。ニュースも見ていると、生活が良くなる可能性しか話されていません。。
でもそんなに簡単な話では無いんです。
一つは税金の問題です。TPP合意により関税が無くなるということは、日本という国に入る収入が下がる事を意味します。
という事はですよ。どこかで収入を増やさないといけないじゃないですか!
これの対策は大体見え透いています。消費税アップですよね。。
関税がかからなくなって、モノが安くなった分だけ、消費税を払わなくてはいけなくなるという事です。
そして物価で言うとプラマイ0になってしまい、価格としてはあまり変わらなくなってしまいます。
もう一つは企業の利益の問題です。
海外の企業からしてみれば、関税がかかっている分だけ値段を高く設定しないといけなかったのですが、その分マーケティングに力を入れて、高いけど良いもの!というブランドを築き上げてきました。
有名なところだと、掃除機の「ダイソン」なんかが当てはまりますね!高いけど欲しい!
そんな企業は別にTPP後も値段を落とす必要は無く、関税で安くできる分、利益に上乗せして値段を据え置きにするでしょう。(もしかしたら小売店がTPP還元セールなんかをやるかもしれませんが)
もちろん、海外企業が「商品の値段を安くできる」という選択肢は生まれますので、市場の競争は厳しくなり、海外の中小メーカー等からはTPP後にすごく安い商品なんかも出てくると思います。値段を安く出来れば売れる個数が増える事は明白ですからね。
消費者からしてみれば良いものを安く手に入れる事ができる!良い事だらけじゃん!と思ってしまうのですが・・・。
実際、日本の中で売り上げを上げていた日本企業にとっては、海外の企業とノーガードで打ち合わなくてはなりません。確実に負けてしまう企業が出てくる事は明白です。
そうなれば、日本企業の売上が下がり、株も下がり、給料も下がってしまう。といったデフレスパイラルに陥ってしまいます。
これでは大きなグローバル企業、つまり世界に輸出して売り上げを上げている企業ばかりが得をして、気が付いたら、物価は安くなったけど給料はもっと下がってしまった・・・でも税金は上がってしまった!私たちの生活は厳しくなる!なんてことも容易に考えられます。
では私たち庶民はどのような備えをすればいいの!?
このような大きな経済的な動きの時は、リスク分散を考える必要があります。なぜなら物価はもちろんの事ながら、為替や株も大きな変動をするからです。
もし今、一つの会社の株しか持っていない!とかであれば、ある程度を海外企業の株に変えておくといいですね。
儲ける為では無く、今の資産を維持する為と考えて、ちょこっとづつ色んな株を買っておく等、あくまで現状維持!
ちょっとこの先の株価変動はプロでも読みづらいと思います・・・。
そして、日本人の大多数がそうだと思いますが、日本円しか持っていないというのも実は危険なんです!
言い換えると、一つの企業の株に全財産投資しているようなものです。
普段であれば、日本という国が信用できる国なので大丈夫ですが、TPP程の大きな動きとなると話は別になってきます。
先ほどはデフレの危険性が高まると言いましたが、そのように物価が大きく変わってしまう時にはインフレ、つまり今まで一生懸命稼いで、貯めてきたお金が紙くずになってしまう危険性があるんです。理由としては、経済を過剰に回そうとして国が出回るお金を増やしてしまったり、バブルになってしまったり、デフレの揺り返しが来たり・・・と色々考えられます。
少し前のドイツや、ジンバブエでは実際に起きている事なので、他人事ではありません。
なのでリスク分散として、いくつかの国のお金を持っておくと良いですね。
あくまでも現状維持を目的として、儲ける事を考えない!なので、TPPに関係しない国であるヨーロッパ諸国や、TPPの中でも力を持っているアメリカ、オーストラリアドル等に分散して換えておくと良いかもしれません。(さすがにここは、これを買え!といった事は言えませんが・・・)
まとめ
TPP合意自体に反対をしている訳ではないですが、この先の資産運用や仕事について深く考える機会になってしまうでしょうね・・・。・関税が無くなって、物価が安くなるかと思いきや、実はそこまで恩恵を受けられない可能性が高い!
・物価は安くなるとは限らない!給料減額、税金アップといった最悪の事態も考えられます。
・今こそ資産のリスク分散!多数企業の株を持ったり、他の国のお金を買ったり、こんな大きい経済の変動が起きる時には現状維持を目指しましょう!
最後になりましたが、このTPPという決まり事、とても怖いルールが決められております。
ラチェット規定
このTPPに参加したことで、じぶんの国で不利益が起こっても辞めちゃだめです!最後まで頑張りましょう!といった内容です。
という事は、TPPという決まり、一回入ってしまうと逃げられないんです。。
この先、何年も悩まされる事になると思います。生活の影響を最小限に抑えて、乗り越えていきましょう!><
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