たった5分でわかる!マーケティングの超基礎!~マーケターの心構え~
マーケティングとは?
こんにちは、シープーです。
今このサイトをご覧になっているみなさんは、仕事、もしくは勉強のスケジュールの関係で、おそらくかなり急ぎでマーケティングの基礎だけは抑えておかないといけないと困っていらっしゃると思います。
なので本日はマーケティングとは何か?どのように考えれば良いのか?というところを中心に、なるべく簡潔に伝えさせて頂ければと思います。
そこまで長くならないよう、5分しっかり読んで頂ければ理解頂けるように書かせて頂きます。
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マーケティングで一番重要な事とは何か?
これは実践のみ、教科書での勉強のみ、どちらにかたよってしまっても理解するのは難しいと思います。それどころか、逆に間違った方向に進んでしまう事が多いです。
マーケティングとは・・・
「お客様の立場に立ってとことん考える」。この一言です。
あ、そんな当たり前の事知ってるよ。という顔をされてますね。
まだ1分です!「戻る」を押すのはちょっと待って下さい。
実は、私も仕事の関係で様々な営業の方やマーケターの方を見てきましたが、勘違いをしている方が非常に多い事に気づきました。
色々と話を聞いていると、「お客様の立場に立ってとことん考える」という考え方から本当は遠いところにいるという事ががわかってきます。
特にまだ入ったばかりのマーケターの方と話をすると、
マーケター(以下:マ)「客の立場にはすでに立っているよ!だからこの商品の良いところを伝えて買ってもらおうと思っているんだ!」
私「商品の良いところ?」
マ「そうだ!この商品は便利だし、機能も充実している!なにより他社の商品と比べても安い!」
私「便利で、機能が充実していて、安い。それが顧客の欲しがっているものなのですか?」
マ「当然だろう。みんなより良いものを安く欲しいに決まっている!」
私「それでは、その商品を買った顧客はそれを使ってどのように幸せになって、安く買った事でどんな気持ちになるのでしょう?」
マ「そんなのみんな今までの商品と同じように使って、安く買って得したと思うに決まっているじゃないか」
私「あなたは、今あなたが売っているものをその値段で買うんですか?」
マ「自分は別に買わないよ。もう自分のお気に入りがあるからね。」
私「へー、そのお気に入りとやらを見せて頂いてもいいですか?」
マ「もちろん!ほら見て、このブランドは一点づつオーダーメイドでちょっと高いんだけど、機能はシンプルで、このシンプルさがまたいいんだ!」
私「そうですね、本当に素晴らしいものだ! ちなみにもう一度だけ質問しますが・・・」
私「今、あなたが売ろうとしているものは、顧客の立場で考えて、良いものだと思って売ろうとしているんですよね?」
結局、マーケターの彼はよく出来た商品構想と、強い価格競争力を武器に企画を通そうとしましたが、企画会議は通りませんでした。
ちなみに彼が売ろうとしていた新商品は「高機能腕時計」です。
これは私が学生の時の実話で、彼の名誉の為に言いますが、経験は浅いですがとても有能なマーケターだったと思っています。
顧客の立場に立つということ
先ほどの例はわかりやすいと思い極端な例を書きましたが、実はこのような考えにおちいってしまうマーケターや営業はホントに多いんです。これも当然のことで、昔のマーケティングはこれでよかったからです。
もしかしたら、上司や先生の世代だと、まだこのような考え方の方がいるかもしれません。
というのも、昔はモノが無かったので、なんでもそれなりの強みのある商品を作って多くの顧客に知ってもらいさえすれば売れたからです。
この時代はとにかくモノを作って、たくさんのプロモーションで名前を売っていれば、商品は売れました。
このようにモノ主体でとにかくプロモーションにお金をかける手法を「マス・マーケティング」といいます。
しかし、先ほどの例を見て頂ければもうわかりますよね?
これではまったく顧客の立場に立てていない、顧客を見ていないのです。
今の時代のマーケティングで必要なのは、より繊細となった顧客の心を、どれだけ妄想できるか、なのです。
最初は難しいと思いますが、自分の立場(企業の一員であるということ)を一度捨てて、本当の顧客として自分の商品を考えてみて下さい。
そうすると、少しづつですが見えてくるのです。顧客の生活が。
マーケターとしての心構え
この心構えこそが、マーケティングとはなんたるか?です。
要するに、
「どうすれば顧客は幸せになるのか?その役に立つにはどうすればよいか?」
この心構えです。顧客の立場に立ったうえで、自分が顧客だったらどうしてもらったら幸せか?を常に考えるのがマーケティングの基礎中の基礎です。
蛇足ですが、この考え方は「ゴールデンルール」と呼ばれ、多くの有名企業の教育プログラムに使われていたりします。
なので、まずはこの「マーケティングとは顧客の立場に立ってとことん考えること」というところを考えてみて下さい。
しかし、より実践的にこの考え方を突き詰め、マーケティングを考えていったところで、おそらく大半の人が壁にぶつかります。
でも安心して下さい。その為に多くの先人たちがマーケティング理論という武器を準備してくれています。
これに関しても後々紹介していこうと思います。
いかがでしたでしょうか?一番重要な心構えは理解できましたか?
この心構えさえあれば立派なマーケターの卵です!
最後にもう一度本日の復習です。
・マーケティングに一番必要なものは理論でも売る技術でもなく、「顧客の立場に立ってとことん考える」という心構え!
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